子どもは日々過ごす場のなかでいろいろな体験をしていきます。その体験によって人として体得出来得る感覚、記憶、知識と情緒をもって、人(家庭での父母、地域の人々、保育園等でのお友達、先生、)と自然(空間、気候、空気、動植物、土、石ころ・・・等の自然物)、の環境および媒体(おもちゃ、絵本、積木等)との関わり持とうとする意欲をもち、その関係する相手から再び自分で新たなことを体得していきます。相手に自分を認識してもらうことで自分というものをかたちづくり、その過程のなかで豊かな感受性、楽しく生きることの喜び、社会で生きていく能力を身に着けていき、その繰り返しが一人一人の子どもが持つ生命力という小さな輪を次の大きな輪へとつなげ、他の輪との相互関係を保ちながら広げていきます。