J君は保育園で母の日を前に、プレゼントのカーネーションを作ることになりました。先生が用意したクレープ紙、テープ、棒を使って作り方を聞き、お友達と一緒に作り始めましたが、どうしてもうまくいきません。「先生、ぼくできません」J君は言いました。先生の手伝いもあって、お友だちよりもきれいなカーネーションができあがりました。
夕方、J君のママのお迎えがあり、無事にお家に帰りつきました。J君はお便り帳と箸箱をママに渡そうとバッグを開けるとカーネーションが入っていたので「ママ ハイ プレゼント」と言ってママに手渡しました。ママはJ君に聞きました「これJ君が作ったの」J君は「・・・・・・・・・・・・・・ぼくが作ったよ」と言うと、ママはニッコリとほほ笑んで「ママには最高のプレゼント ありがとう」と言いました。しかし J君はママの笑顔が見れなくなり、隣の部屋のテレビのリモコンのスイッチを入れました。でもテレビの音も映像も少しもわからず、ただ、J君の心臓が「バク、バク、バク」と高鳴っているのです。どれくらい時間が過ぎたのかJ君は「これからはママへのプレゼントはゼッタイ僕がつくるぞ!!」と心に決めると、不思議に心臓の「バク、バク、バク」は次第に収まっていきました。
J君はママに「今日ばんごはん 何?」と聞くと、ママは「J君何が食べたい